依然として世界中で感染拡大が続く”新型コロナウイルス”。日本はまだマシな方かも知れませんが⋯。
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1966年の放映開始以来、7本のTVドラマ、1本のTVアニメ、13本の劇場版が製作されている壮大な｢スタートレック｣シリーズ。
ジーン・ロッデンベリーによって創作された初期の構想は、西部開拓のように宇宙を冒険する物語。最初のTVシリーズ｢宇宙大作戦｣は、理想とする未来像を描きながら、現代の様々な問題をSFの形で盛り込んだ。舞台のひとつとなる宇宙船の名前は、企画段階では｢エンタープライズ｣ではなく｢ヨークタウン｣だったらしい。
｢スタートレック｣が生んだ熱狂的なファンである”トレッキー”は、一般人を始め著名人、学者、宇宙関連事業関係者など世界中に広がっています。高名な理論物理学者である故ホーキング博士は、自身の講演でも｢スタートレック｣を引用しました。映画やTVドラマなどにも度々登場し、特にアメリカ人の中には深く根付いているようです。
タイトル表記については異説もあるようですが、簡単に言うとTVシリーズを｢スタートレック｣、映画版を｢スター・トレック｣とするのが多いようです。｢・｣の違いです。
という
事で、前回の続きブルーレイ化計画報告。買い替えの｢スター・トレックI / リマスター版スペシャル・コレクターズ・エディション｣。映画版第1作。TVシリーズ｢宇宙大作戦｣以後の物語であり、ここからの映画版5作品もTVシリーズのオリジナル メンバーで描く。それぞれ歳を重ねたキャラクターにも注目。
映画化は1970年代に発案され、1979年に公開された。当時の日本円で100億円の製作費を投じ、監督に｢ウエスト・サイド物語｣｢サウンド・オブ・ミュージック｣で2度のアカデミー監督賞を受賞し、｢地球の静止する日｣｢アンドロメダ⋯｣のSF作品を手がけたロバート・ワイズ、特殊撮影にはダグラス・トランブル、ジョン・ダイクストラという豪華なスタッフが起用された。
ちなみに映画版はアカデミー賞に過去14回ノミネートされているが、受賞は当作品でのメイクアップ賞のみである。
以前の記事でも書いたが、独特のテンポや多少のご都合主義と感じられる場面もある。しかし”熱血で感情的に行き過ぎる”艦長と”論理を尊び冷静を良しとする”副長、”小うるさい皮肉屋”の艦医らが繰り広げる、この年代独特の宇宙観とも言える雰囲気が、妙に安心するのである。
ワタシ的に見所は、宇宙ドックで大改装中のエンタープライズ。転送装置の不具合により、クルーが連絡ポッドで直接乗りつける搭乗シークエンスで、全方向から画面一杯に見せてくれる。シリーズ毎に姿を変えるエンタープライズだが、ワタシはこの改装型のフォルムが一番美しいと思う。音楽と相まって高揚する至福の数分間である。
｢スター・トレック｣の興行成績は期待外れとも言われたが、続編を企画するには十分であった。新しい敵に抜擢されたのはTVシリーズに登場したカーン・ノニエン・シン。ニコラス・メイヤーが監督した2作目｢スター・トレックⅡ カーンの逆襲｣は高評価を受け、映画版は続いていく事となる。
前記事の2本と一緒に3月5日にゲオ オンラインストアにて中古を¥408(税込)で購入。10日に到着。全く問題ない美品。映像特典はなかなか興味深い。
続きの最後
は新規購入の｢スター・トレックⅣ 故郷への長い道 / リマスター版スペシャル・コレクターズ・エディション｣。ニコラス・メイヤーが監督を拒否し、スポックを演じるレナード・ニモイの初監督作品となった3作目｢スター・トレックⅢ ミスター・スポックを探せ！｣に続き、1986年のニモイ監督作品。
23世紀の地球を救うため、訳あってエンタープライズではなくクリンゴンの船を駆り、20世紀の地球で活躍する物語。カーク、スポック、マッコイ、スコット、スールー、チェコフ、ウフーラらおなじみのメンバーが、同じ地球でありながら、時代を超えた文化の違いに四苦八苦する様をコミカルに、またスリリングに描く。
今につながる生物と人間の在り方、地球との関係を描く娯楽性の高い異色作。初代スタートレックの映画シリーズ6作の中で最高の出来、最大のヒットとなった。シリーズを創世から支えたスタッフやキャストたちの懐の深い優しい世界観、CGじゃない古き良きSF映画の面白さが見られると思う。
ちなみに劇中で馴染みの名前を持つ、米海軍の航空母艦”CVN-65 エンタープライズ”も登場するが、実際の撮影は”CV-61 レンジャー”で行われたらしい。
ここまでの3本と同様、3月5日にゲオ オンラインストアにて中古を¥543(税込)で購入。9日に到着。Amazonと比べれば多少時間はかかるが、思ったより早かった。
2作品のケース画像を見て頂くと分かると思うが、｢Ⅰ｣は表面下部にカタカナ表記があり、背表紙もカタカナ表記。｢Ⅳ｣は表面にカタカナ表記が無く、背表紙は英文表記であった。注文時には分からなかったが、どうやらカタカナ表記の方が新しいリリースのようだ。中身は同じだが、どうせなら合わせたかったな。
初めて購入のゲオ オンラインストアでしたが、実店舗同様の美品で大満足。今時の中古品には本当に驚きです。また利用します。
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この世界の状況には、底の知れない不安を感じます。終息はいつ来るのでしょうか。今は辛抱を。
本文中の画像・動画は “Amazon” "YouTube" 他より。 
