APPLE SEEDS

ようこそ。ここはAppleな話や趣味など、なんでも有りのページ。訪れた誰かの中に何かの種を蒔けたら、うれしいのですが。どうぞよろしく。  

ブルーレイ化計画 19。

都市部を中心にクラスター感染の報告が続く”新型コロナウイルス”。それに伴う医療供給体制の逼迫が懸念されています。過酷な状況の中、医療現場で働く方々の無事を願っています。最後の砦である医療体制の崩壊だけは避けなければ

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さてf:id:apple-seeds:20200418131046j:plainまだまだブルーレイ化計画報告。新規購入の「スーサイド・スクワッド エクステンデッド・エディション ブルーレイセット(期間限定/2枚組)」。DCコミックス刊行の同名コミックスの実写化作品。2016年公開。監督はデヴィッド・エアー

スーパーマンがいなくなった世界に未知の危機が訪れる。政府は最後の手段として、服役中の悪党(ヴィラン)たちによる特殊部隊”スーサイド・スクワッド”を結成。減刑と引き換えに人類の命運が託され、刑務所の外へと放たれる事に⋯。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plain

マーベルf:id:apple-seeds:20200419231522p:plainの”マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”とアメコミ映画界を2分する、DCコミックスの映画作品を同一の世界観で展開する”DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)”の3作目。「バットマンvsスーパーマン」の後に直結する物語。本作にもバットマンが数シーン登場する。

一般的に見てもDCEUより、”アベンジャーズ”を展開するMCUの方が成功している。これまでのダークでシリアスなDCEUの作風から一新、カラフルでユーモアに富んだ作品を目指したのであろう。だが、ほとんどは特殊能力を持たず生身で戦う大勢のキャラの背景や感情を描こうとした結果、詰め込み過ぎた消化不良感があり、安易な都合の良い展開も否めない。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plain

映画批評としても厳しいものがあるようだが興行的にはヒットとなり、ワタシもお気に入り。その道のプロフェッショナルや悪党たちが集まり事に当たる、危機に立ち向かうような筋書きが理屈抜きに大好きなのだ。懐かしい70年代のオールディーな音楽も散りばめられ、ノリも良い。前述したような難点があるにせよ、本作も十分に楽しめた。特にハーレイ・クインが良いですな。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plainf:id:apple-seeds:20200418131147j:plain

前回に続き、3月30日にゲオ オンラインストアにて中古を¥1,416(税込)で購入。4月1日到着。

劇場公開版と未公開シーン13分を追加したエクステンデッド版との2枚組。ワタシはエクステンデッド版の方が好きかな。85分ほどの映像特典も十分に楽しめる。ちょっと高めだが、最近リリースされた”スペシャルパッケージ仕様”よりこちらの絵柄が好きで、狙っていたのだ。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plainf:id:apple-seeds:20200403212801j:plain

ちらf:id:apple-seeds:20200418131800j:plainも新規購入の「ハンター」」。1980年公開。実在したバウンティハンター(賞金稼ぎ)、ラルフ・ソーソンの半生を描く。マックィーンの遺作でもある。

老眼鏡をかけ、レトロ玩具を集め、古き時代を懐かしむ時代錯誤な”賞金稼ぎ”。駐車もロクにできないソーソンを、レーサーでもあるマックィーンが演じる対比が楽しい。妊娠中の愛する人のために、嫌々ながらもラマーズ法教室へ通い、信頼する仲間たちからは”パパ”と呼ばれ、トラクターでのカーチェイスや、電車にぶら下がるアクションシーンにも笑いを少々。

そこには「大脱走」や「パピヨン」、「タワーリング・インフェルノ」の挑戦者、英雄の姿はない。人間臭い不器用な男を、マックィーン自身の人間味あふれる魅力で描く。

唯一のガンアクションでの身ごなし、マガジンチェンジのキレ。地下鉄でのスタント無しの追跡。50歳にして似合い過ぎる米空軍フライトジャケット、MA-1。とてもガンに蝕まれているようには見えない。悲愴感の欠片も見えない。マックィーンのユーモアに満ちたクールな熱演が素晴らしい。これが映画スターである。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plain

キャスト、スタッフには懐かしい面々も顔を揃える。「荒野の七人」で山賊のボスだったイーライ・ウォラック。「ゲッタウェイ」では地元の有力者だったベン・ジョンソン。撮影のフレッド・J・コーネカンプは「パピヨン」「タワーリング・インフェルノ」で苦楽を共に。音楽には「栄光のル・マン」「華麗なる賭け」のミッシェル・ルグラン。

馴染みの顔ぶれの現場であった事。若い頃の出世役と同じ賞金稼ぎであった事。アクション映画であった事。遺作としてふさわしい作品だったのかも知れない。

愛する人を危機から救い、産気づいた彼女を病院に運ぶ。この映画の最大の事件は恋人の出産だったのである。ミッシェル・ルグランのメロディと、我が子を抱いたマックィーンの笑顔で映画は幕を閉じる。決して大作ではない97分の作品は、暖かさとユーモアに溢れた人間ドラマだった。ワタシはこの映画が大好きです。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plain

スティーブ・マックィーンは本作公開前の1980年11月7日、メキシコの小さな病院でガンの手術後、永い眠りについた。映画を見始めた頃から大好きな稀有な俳優でした。今までもこれからも映画スターです。感謝です。どうぞ安らかに。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plainf:id:apple-seeds:20200506165835j:plain

3月30日にゲオ オンラインストアにて中古を¥638(税込)で購入。4月2日到着。

この作品は未だブルーレイ化されていないようで、残念ながらDVDで入手。昔の映画はこのケースも多いようですね。f:id:apple-seeds:20200403212801j:plain

f:id:apple-seeds:20200403212801j:plainオンラインの中古でも十分安心なことが分かった。すでに次をブックオフオンラインで購入済み。到着を待っています。ではまた次回。

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この不安と欲求不満はいつまで続く。自分だけじゃない、と肝に命じて。

本文中の画像・動画は “Amazon” "YouTube" 他より。                    f:id:apple-seeds:20200403221003j:plain