大変お久しぶりでございます。皆さま、お元気だったでしょうか。
今年も気づけば半年が過ぎ。相変わらず早いですね。
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米国時間13日、毎年恒例の開発者会議WWDC(World Wide Developers Conference)が始まり、基調講演が行われました。ティム・クックは、冒頭でフロリダ州オーランドで起こった銃乱射事件について触れ、黙祷をささげました。
今年は5,000人の参加者。最も若い参加者は9歳とのことで、スクリーンに会場内の少女の姿が映し出され、拍手を受けていました。9歳、すごい。将来が楽しみですね。
公演ではやはりハード系の発表は無く、Appleの現行プラットフォーム4つの次期バージョンについての発表で完結しました。詳細なレビューは様々なサイトで記されているのでそちらを。
モバイルよりデスクトップが好きなワタシには、OS Xの名称変更が印象に残りました。名称の整合性の問題もあり、15年以上使われてきたOS XがmacOSに変わりました。次期macOSはカリフォルニアの地名シリーズ、Sierra(シエラ)になります。
整合性からするとmacOS 11といったようにナンバリングが来ると思いましたが、良いかもですね、シンプルで。でも古いのか新しいのか分かりにくいですね。
噂通りSiriがMacにも搭載されるなどOS間の連携がさらに強化され、新機能はこれまでにないもの。各OSの一般リリースは秋。それぞれ最近にはない大きなアップデートになりそうです。
昨年に引き続き今年のWWDCも、その性格上ソフトウェアの話に終止しました。狂喜するほどの新機能の発表もなかったように思われます。少し驚いたといえば、iOSのSiriやメッセージなどの主要アプリがデベロッパーに開放されたことでしょうか。
macOSの名称変更もあり、漢字TalkからMac OSに変わった時を思い出します。
個人的な指向の違いや理解度はあると思いますが、近年はジョブズの頃のような驚きが本当に無くなったと感じます。様々な新技術、新製品への慣れや懐古感情でしょうか。
今回のメッセージの新機能なども既存の人気アプリの焼き直し、Apple的色付けの様に感じてしまいます。デベロッパーへの開放も、外部の発想力を借りようとするようにさえ見えてしまいます。
みんなが欲しがるもの望むものを造るのではなく、Appleが創ったものをみんなが欲しがる、望むようになる。そんな時代が確かにありました。
変わってしまったように見えても、Appleの精神は変わっていないと思いたい。大丈夫なはずです。
今年のストリーミングはいつものハイビジョンサイズではなく、シネスコサイズのようでしたね。
視聴は例によって、macwebcaster.comの日本語同時通訳にお世話になりました。今回はいつもの2人体制が叶わなかったようで、女性の方はお休み。男性の方がお一人で頑張っていました。2時間、お疲れ様でした。感謝です。
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梅雨には入っていますが、降りませんね。関東の水瓶、利根川水系では取水制限も始まりました。今年の夏は猛暑だと聞きますが、ちょっと心配です。
本文中の画像・動画は “ギズモード・ジャパン” 他より。