それほど規模も大きくなく骨格標本も少ないみたいだけど、タイトルにもあるように”地球最古”というところがポイント。恐竜の起源を解明する最新の研究成果が、日本で初めて紹介されます。
1986年にアルゼンチンのサンファンで発見された全長約6mの二足歩行肉食恐竜、フレングエリサウルス。獣脚類に分岐する以前の原始的恐竜であると明らかになった。2億2800万年前の地層から発見された個体が、現在の地球最古の恐竜である。
ワニ類の祖先にあたる1種で、三畳紀後期では最大の肉食動物、サウロスクス。全長約7m。小型恐竜をも襲い食べていたと考えられている。鳥類と同じような呼吸システムを持っていた。
ワタシたちと同じほ乳類の祖先、エクサエレトドン。全長は約2.4m。恒温性で全身に毛が生え、子供の世話をしていたとされる。ほ乳類に分岐する以前の段階だが、すでにワタシたちと共通の特徴を有している。
彼らの故郷はアルゼンチンのサンファン州。三畳紀(約2億5100万年前~1億9960万年前)の化石が多く発見され、古生物学的に重要な地域。恐竜でいえば、イグアノドンなどの鳥盤類、ティラノサウルスなどの肉食恐竜・獣脚類、アパトサウルスなどの草食恐竜・竜脚類の祖先が発見されており、初期型恐竜がこれほど多く見つかる場所は世界でも希有だそう。
恐竜とか興味ありますかね? ワタシは太古の宇宙・地球、超古代文明や絶滅生物などの話が大好き。
「地球最古の恐竜展」は9月26日まで開催されますが、関連してNHKスペシャルも放送。「恐竜絶滅 ほ乳類の戦い」と題された総合テレビ2回シリーズで、「前編 新たなる脅威」と「後編 運命の逆転劇」。