ここまで中々のペースで進んできたブルーレイ化計画。今日は桃太郎王国のセール最終日。在庫数もだいぶ減って、ワタシ的には目ぼしいものもほとんど無い。もし最終日まで残っていたらコレにしようと決めていた。
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DVD3枚の買い換えとなる「マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)」。
1999年の日本公開から今年の9月で20年を迎えた「マトリックス」から始まる、今さら言うまでもない大ヒットシリーズ。メタファーや暗示が散りばめられ、哲学や信仰というテーマも持ち、ワイヤーワークによる無重力のカンフーや、それまでのCGには無かった”バレットタイム”などを融合した斬新な表現は”映像革命”として話題に。SFという枠には収まらない作品。
映画に色濃く反映されたひとつが、監督であるウォシャウスキー兄弟(今は姉妹だが⋯)の日本アニメへの傾倒ぶり。壁に激突した際の衝撃、銃撃戦で舞う破片、落下する無数の薬莢など、特に大友克洋監督の「AKIRA アキラ」、押井守監督の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の影響は絶大。これにカンフー、バレットタイム、印象的な衣装や仮想空間、現代思想用語、SF的哲学など知的刺激が加わり、長らく「ブレードランナー」の影響下にあった近未来世界像をついに書き換えたのであった。
そして”まさか”のシリーズ4作目が、2022年7月公開と発表されている。これまでのクリエイターやキャストが再集結するようで、「マトリックス」世界をどう2022年に最適化するのか、期待せずにはいられない。
もう1本は新規入手の「アンドロメダ⋯」。もう買わないはずのDVDだが、安かったし面白いので、とりあえず良し。
「ジュラシック・パーク」の天才マイケル・クライトンの傑作「アンドロメダ病原体」を、「ウエスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」などの巨匠ロバート・ワイズが監督。未知の細菌の恐怖を、細部のディテールにこだわりドキュメンタリー・タッチでリアルに描く。原作は何度読み返しても面白く、映画もまたその面白さを損なっていない、地味だが引き込まれる作品。「マトリックス〜」は¥2,640(税込)という微妙な価格、「アンドロメダ⋯」は¥150(税込)で購入。という事で桃太郎王国のセールでは10本。なかなか良い買い物ができました。ありがとうございました。不定期にセールを開催しているようなので、またよろしく。
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令和元年もあと2ヶ月。いよいよオリンピックイヤーが始まりますね。
本文中の画像・動画は “Amazon” "YouTube" 他より。