寒暖差の大きい日が続いています。皆さま、お元気でしょうか。
新型コロナウイルス。東京では”7日間平均”が、政府の緊急事態宣言解除の目安となる｢ステージ3｣の500人に近づいていますが、全国的には新規感染者数、死者数が過去最多となる地域も増えており、またクラスターも後を経たず、変異ウイルス感染者も増加しているようです。ここでしっかり抑え切らないと第4波を引き起こす可能性もある。宣言解除は大切な判断になりそうです。
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本当に久しぶりのオーディオ系。巷ではワイヤレス全盛ですが、今回は有線。以前から興味はありましたが、初めての中華イヤホンです。さて、如何なものか。
中華イヤホンとはその名の通り中国メーカーが製造するイヤホン。最大の魅力はそのコスパ。多ドライバやハイブリッド、リケーブル可能なタイプなど、同性能を持つ国産や有名メーカーと比べ、倍以上価格が違うことも。かつての中国製品は安かろう悪かろうのイメージがありましたが、近年は価格以上のクオリティを持つ製品も少なくありません。まだ品質にバラツキは見られるようですが、その音質には驚くものがあるようです。また独自のデザイン性にも注目です。
中華イヤホンメーカーでは群を抜くKZ(Knowledge Zenith)やSOUNDPEATSなどの中から選んだのは初めてのCCA。KZの姉妹企業であり、同じドライバ構成でありながら異なる音質チューニング、筐体デザイン機種をリリースしているメーカー。
機種はCCA C12。搭載ドライバは5BA(バランスドアーマチュア)＋1DD(ダイナミックドライバ)の片耳6ドライバ、両耳12ドライバ(！)のハイブリッド。イヤーピースを装着するステム部分に超高音域及び高音域担当のBA、筐体内に中高音域担当のBAと低域担当のDD。DDには10mmデュアルマグネティックの強力なドライバが使用されています。また、2pin端子のQDCと呼ばれるタイプでリケーブルに対応。ケーブルを耳の後ろへ回す初めてのシュア掛けタイプです。カラーはブルーとゴールド。それぞれマイク有り・無しのケーブルが用意され、今回ワタシはゴールド/マイク有りケーブルを購入。
パッケージはスリーブタイプの紙製黒化粧箱。型抜きされた台紙に本体が埋まっています。付属品は2pinケーブル、イヤーピースが4サイズ(1サイズ本体装着済み)、説明書、保証書。付属ケーブルは発売当時のKZ標準の濃い茶系メタリックの編み込みタイプ。2pin端子QDCタイプのL字型コネクタで、シュア掛け部分は透明チューブ。落ち着いた色合いで絡まりにくい、しなやかなものです。中華イヤホンのケーブルは臭い(？)という通例があり(笑)、思ったほどではありませんでしたが、やはり少し匂いました。イヤーピースはKZ標準の開口部にディテールの入った”フジツボ”と言われるタイプ。
本体のフェイスプレートはヘアライン加工の入った金属製。斜めに面取りされた縁部分は鏡面処理され輝きを放ちます。背部シェルは透明樹脂製、背部から伸びるステム部分は金属製。正面の”CCA”と背部シェルとの側面接続部、ステム部分はゴールド。BAドライバはとても小さいとは言え、6ドライバを積んでいるとは思えないサイズ、重量です。ブルーの製品はこの3部分と背部シェルがブルーとなっています。
往年の中華イヤホンは仕上がりに雑さが見られ、製品の当たり外れは当たり前で購入する余裕が必要でしたが、現在のKZやCCAなどのビルドクオリティは安心の仕上がりになっているようです。
筐体の小ささもあって装着感はほぼ良好。今まで使ってきたシュア掛けではないタイプと比べるとその重量は感じますが、シュア掛けと共にすぐに慣れてしまいます。
さて、その音質はいわゆる硬質な寒色系。フラットもしくは弱ドンシャリの非常に解像感の高い音だと思います。中域が非常に明瞭で、そこに刺さらない煌びやかな高域、強力なDDによる量感のある低域。多ドライバ、ハイブリッドならではの分離感・密度感の高い音を各帯域バランス良く鳴らしています。バランスが良すぎて面白味の無い音とも聞こえるかもしれませんが、その情報量の多さには圧倒されます。
ワタシはどちらかというと迫力がありノリ良く聴けるドンシャリより、全ての音がバランス良く聞こえる解像感の高い音が好きなので、とても楽しく好みにピッタリ。多ドライバ、ハイブリッド、リケーブル可能、中華製と初めて尽くしでしたが、自分としてはもちろん、音質・価格・クオリティなど何の問題もなく誰にでも勧められる逸品。これまでに手にしたイヤホンは数えるほどしか無く、高価な物もありませんが、間違いなく自分史上最高音質です。これはリケーブル、イヤーピース交換が楽しみです。
こちらは昨年7月3日にAmazonで¥5,045(税込)で購入、翌4日には届きました。初めて耳にした衝撃からハマる人も多く”中華イヤホンの沼”などと言われるのですが、どうやらワタシもハマった様です。オーディオの世界では新型や改良型が常に最良とならないのが事実で、単純にドライバ数が多い方が良いとはなりませんが、¥5,000台で1DD+5BAが可能などと、恐るべし中華イヤホン。でもワタシは資金が続かないので、抜け出せなくなることは無いでしょうが。ワイヤレス全盛の昨今だけど、音質はやっぱり有線かなぁ。大満足でした。
中華イヤホンを数多く扱っているYouTuber、レビューふぐみかんさんのチャンネルが大変参考になりました。ふぐみかんさんの分かりやすく詳細なレビューをどうぞ。ちょっとクセがありますが⋯。
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新型コロナワクチンの接種が日本でも間近になっている。混乱のない施行と、これが有効な一撃となることを願いたい。
本文中の画像・動画は “Amazon” "YouTube" 他より。 
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