なかなかのハイペースで続いている”Back to the Past”。ずっと過去ばかりも何なんだが⋯。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今日から日本でもワクチン接種が始まった新型コロナウイルス。1例目は東京医療センターの院長。「これまでで1番痛みがない」と笑顔だったそうだ。以降、全国100医療機関の医師や看護師ら約4万人が対象となる。16日現在、東京での新規感染者は10日連続で500人を下回るなど、減少傾向が続いているが、10都府県に発令している緊急事態宣言の週内解除は見送られる模様。
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2019年10月にリリースされてから8ヶ月後。ようやくアップグレードして見たmacOS Catalina(カタリナ) 10.15。その名前はカリフォルニア州南部のロサンゼルス沖に浮かぶチャネル諸島に属するサンタカタリナ島から。画像の岩々しさからはやや想像しにくいが、諸島唯一の都市であるアバロンがあり、現在は保養地だそうですね。例年なら新しいOSが発表されて、特に問題となる情報がなければすぐにアップグレードしていたが、今回は違った。これまでで1番と思えるくらいに不具合情報が多かった。Time Machineのバックアップがあれば元に戻すのも安心だが、手間がかかる事にはなる。それでこの時期まで躊躇してしまっていた。だがアップデートも頻繁に出て、もう良いだろうと判断した。
アップデート自体は無事に終了。まず1番大きな変更点として、長く親しんできた32ビットアプリが動かなくなるという事。これまでAppleはかなり前から64ビットアプリへの移行を呼びかけており、アラートも表示されてきましたが、いよいよCatalinaで現実となります。アプリに留まらず周辺機器の対応も注意しなければならない。そして機能が肥大化し使いにくい部分も散見されていたiTunesは、それぞれの機能が分割されミュージック、TV、Podcastという個別のアプリとなった。iPhoneなどのバックアップや設定はFinderが受け持つこととなった。他にも写真、メモやリマインダーなどのアプリも刷新されている。
新たな機能としてはiPadをMacのサブディスプレイとして活用できるSidecarがある。システム環境設定に組み込まれ、Macのデスクトップを拡張すること、アップルペンシルを使用してタブレット入力デバイスとして使うこともできる。ワタシはまだ本格的に使った事がないのだが、便利な面白い機能である。
使ってみるとCatalinaは目新しさは特に無いものの、ワタシの環境では特に問題なく安定していた。そうこうしているうちに11月13日、AppleはmacOS Big Sur(ビッグサー) 11をリリース。ユーザーインターフェイスも大幅に変更され、ワタシ的に待っていたメジャーバージョンアップ。情報を1週間ほど追いかけ特に問題なしと判断。インストールも問題なく。名前はカリフォルニア州セントラルコーストにある沿岸地域ビッグサーに由来。引き続き岩々しい雰囲気の海岸線である。バージョンナンバーはMac OS X Public Betaから20年近く使われてきた10から変更された。従来のIntelベースのMacに加えAppleシリコン上でも動作し、iOSとiPadOSのアプリも動作するように作られている。
メニューバーやDock、ウインドウなどOS全体にわたるインターフェイスがiOSに近づけられ、アイコンも一新され他の端末との一貫性が実現されている。Appleは「macOS Xリリース以来最大のデザインのアップグレード」と表現している。例えばコントロールセンター。Wi-Fi、Bluetoothなどの設定や状況を速やかに変更・確認できるコントロールセンターが、初めてmacOSに搭載された。iOSとは異なりメニューバーから1クリックで呼び出す。またアプリからの連絡をまとめて表示する通知センターは、グループ化や通知上での操作を追加。iOS 14で採用されたウィジェットも導入され、サイズや配置の自由度が増している。ウィジェットはApp Storeで入手できる。 他にもウインドウのサイトバーやツールバー、フローティングスタイルのDock。Safariではカスタマイズ可能なスタートページ、タブ上に表示されるページプレビュー。メッセージやマップなどアップデートは多数。リリースから時間も経っているので変更内容も使用感も情報は十分でしょう。
変更点は目に見える部分、見えない部分の多岐に渡り、使いやすく全てのAppleのOSで統一感あるユーザーインターフェイスが素晴らしい。今のところ安定度も何も問題ない。ちょっと感慨深かったのが起動音の復活。オンオフの切り替えも可能。昔より音質が良くなっているようだが、懐かしい。これがMacだったのだ。大満足です。
思いもよらず短命になってしまったCatalina。久しぶりにワクワクを思い出させてくれたBig Sur。どちらも良い体験であったし素晴らしい使い心地である。年1回のアップデートが通常となった近年、内容に関わらずやっぱり楽しみな年中行事のひとつ。今年は何処の地名になるのか、何がどうアップデートされるのか。今から待ち遠しいのだ。
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ワクチン接種が確実に光となるように、ここで”緩み”が出ないよう今1度、気を引き締めたい。
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